
今になって考えてみれば、 私がこれまで転職を繰り返してきた主な理由は ①勤めた会社がブラック企業だった ②スキルアップしたかった という2点のみです。
退職理由の割合としては、①勤めた会社がブラック企業だったという理由が8割、②スキルアップしたかったという理由が2割という感じです。
これは違法なのではないか?とか、これはハラスメントでは?とか悩んでいる内に心身ともに耐えなれなくなり、結局離職してしまうことが多かったように思います。
友人からは

とか

とか言われたりもして…

でも、結果としてそういうことになってしまいました。
“ブラック企業”という言葉の捉え方はさまざまです。
そこで、

とここで素朴な疑問が湧いてきて、“ブラック企業の定義”について調べてみました。
Contents
ブラック企業の定義
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業。
ブラック企業(ぶらっくきぎょう)とは - コトバンク

今となっては後悔しかないのですが、転職活動に対する自身の取り組み方が間違っていたのではないか?とも思い、現時点で(遅いけど…)反省してみる必要があるのではないかと思い、この記事を書いてみました。
退職するまでの失敗
・辞めたい気持ちや会社への不満に心をとらわれてしまい、事前に転職活動を開始するなど、前向きな行動をとらなかった
同僚から相談を受けることが多い性格でもあり、管理職でもあったりした立場から、考えるのはその解決法ばかり。
今思えば、パワハラやセクハラ・社内不正などは、考えていてもすぐに解決できることではなかったんですよね。
その時は大真面目に頭の中で考えてばかりいましたが、会社で起きている問題は、自分個人で解決できることなんて皆無に等しいということを辞めてから気づきました。
・辞めることを決意した後、社外の誰にも相談しなかった
悩んだ末、退職を決意しても、家族や友人たちに相談しただけでした。
それは、いつのまにか“ただの愚痴”になっていき…
家族や友人に愚痴を聞いてもらうことで、その時は心が少し楽にはなり感謝しているけれど、あの時本当に時間を費やすべきことは、転職という未来の図式についてもっと建設的に考えることだったと思います。
時間をつくって、退職やその理由をもっとドライに捉えることができる第三者に相談すればよかった。
現在の不満を落ちついて整理し、 専門知識を持つ転職エージェントや転職サイトのアドバイザーの方に相談すれば、きっと建設的で明るい答えに導かれていたと思います。
・退職~無職という不安
金銭的な不安から退職を躊躇する場合は多いと思いますが、日銭を稼ぐということを目的とするなら仕事はいくらでもあります。
そこは、未来の自分をイメージして、プライドを捨ててでも日銭を稼ぐべきです。
退職することへの不安にとらわれて、不満を抱えたまま仕事を続けていても最終的にはいつか辞めることになると思います。
…としたら、後になってみれば、その時間はとても無意味な時間になってしまいます。
本来ベクトルを向けるべき未来に気持ちを向けていけるように、不安というネガティブな感情に負けて立ち止まらない意識が大切だと思います。
少しの間、日銭を稼ぐために働いたとしても、堅実に次の道に進めばそれはいつか糧になると思います。
・辞めると決断した時から、それは転職準備期間になる
辞意を表明した後は、有給休暇の消化などである程度考える時間ができたりします。
でも、その期間は“退職する”という現実が決定した後のことなので、どちらかというと気持ちの中に少しネガティブな部分を残す期間でもあります。
できれば悩み始めたら、一度小さいながらでも転職活動(情報収集)をしてみることをオススメします。
そこから自分の可能性が試せる新たな他の手段が見つかるかもしれないし、何より前向きな気持ちになります。
現代の“働き方”は多種多様です。
転職を決意した時こそ、自分らしい生き方をいろいろと模索してみるチャンスだと思います。
退職して無職になってからの失敗

・とりあえずどこかで働かなければという焦り
まわりの人からの見られ方や言葉に落ち込み、すべてにおいて疑心暗鬼になってしまったりしました。
でも、大抵の場合それは“被害妄想”という妄想ではないかと思います。
まわりの人はそれほど暇じゃないし、それは、自分が暇になったからこそ見える“妄想”だったんですよね。
気にせず焦らず、しっかりと次に歩を進めれば、その先にはその“妄想”にはとらわれない今より明るい世界が待っています。
・手当たり次第、求人誌を読み漁っていた
無職の時に出掛けると、お店や駅で配布されていたり、本屋さんで売られている求人誌が気になってしまいますよね。
そしてそれを持ち帰ったり購入することで、何か転職に向けて活動しているような気分にもなります。
それらの求人誌に掲載されている情報は、ほぼインターネットで閲覧可能です。
紙媒体の方が見やすかったりすることは事実ですが、読みふけってしまって気になる求人ページの端を折って…
決めあぐねたあげく、結局どこにも応募せず1週間を過ごしてしまったりします。
転職活動中にやらねばならないことは、求人誌を読むことではなく次に行きたい場所を探し、決めることではないでしょうか?
ネットで求人を探すメリットは“条件検索できる”ことと“気軽にメールなどで応募できること”だと思います。
そして、サイトによっては“相談できる”ということ。
上記のような悩みや不安を第三者に相談できる点は大きなメリットではないかと考えます。
インターネット環境(スマホでも可)があるなら即条件検索!
きっと自分が思う条件に近い職場はあります。
その会社をGoogleでゆっくりと検索して情報収集してから応募しても良いと思います。
・企業で働くという自分しかイメージできなかった
サラリーマン家庭に生まれた私は、幼い頃から“働く=就職する”という観念しかありませんでした。
昭和~平成を生きている世代には多く見られる固定観念かもしれません。
平成から新元号に移行しようという今、時間と場所にとらわれない働き方が可能になったりAIの進化による仕事のAI化が予想されています。
良い見方をすれば、それに柔軟に対応していくことで若い人だけではなくミドル~シニア世代にもチャンスがやってきます。
昭和からの固定観念にとらわれず、自分らしい生き方や働き方をイメージし模索していけば良いと思います。
少し頭を切り替えれば、新たな未来が見えてくることがきっとあります。
まとめ
求人はインターネットから情報を入手する。
無職になってもまわりを気にせず焦らない。
人間関係に疲れたり、上司からの不条理に悩んで退職したのなら、起業やフリーランスという未来への選択肢も視野に入れる。
金銭的な不安があるなら、日銭を稼ぎながら転職活動をするという方法もある。
時代がかつてないスピードで変化しているという現実に考えを柔軟にし、自分の未来をイメージする。
このサイトにたどりつかれた方は、現在何かしらの悩みや不安を抱えた方が多いのではないでしょうか?
この記事が、そんな方の気持ちを切り替えるキッカケに少しでもなれば幸いです。